後発白内障とは?
後発白内障とは、白内障手術後、数か月から数年後に、眼内レンズを包む膜(水晶体嚢)が濁ってくる病気です。水晶体嚢にある細胞が増殖し混濁してくることが原因です。
後発白内障の症状
後発白内障の症状は、白内障手術後に、数か月から数年で、眼のかすみ、ぼやけ、見えにくさなどの症状が出現します。少しずつする場合もあれば、ある程度急速に進行する場合もあります。
後発白内障の治療
眼内レンズを包む水晶体嚢にYAGレーザーをあて、混濁物質を飛散させることで、見え方の改善をはかります。後嚢切開術といいます。
YAGレーザー治療の方法
外来での治療になります。まず、点眼麻酔し、レーザー台にお顔をのせていただき、レーザーを照射します。レーザーは眼内レンズの後方に照射するため、痛みの感覚はありません。治療時間は、1-2分程度です。
治療後の注意
治療後は、日常生活は通常どおり可能です。
飛散した混濁物質により、治療後1週間程度飛蚊症の症状が出ることがあります。
飛散した混濁物質により、治療後1週間程度飛蚊症の症状が出ることがあります。