後発白内障とは、白内障手術後に、眼内レンズを包む膜(の空隙)が濁ってくる病気です。レーザー治療により、比較的負担なく視力の改善を得られます。

白内障の術後に視界がかすんできた、何となく視力が出にくい、眼鏡を変えても視力が出ないなどの症状をお持ちの方は、一度ご相談ください。

原因

後発白内障は、水晶体嚢にある細胞が増殖し、眼内レンズと後嚢の空隙が混濁してくることが原因です。

症状

後発白内障は、白内障手術後、数か月から数年で、眼のかすみ、ぼやけ、見えにくさなどの症状が出現します。白内障術後に、何となく視力が落ちてきた、かすんできたなどの症状で発見されることが多いです。

治療

治療は、YAGレーザーを用いた後嚢切開術となります。眼内レンズを包む後嚢を照射・切開し、混濁物質を飛散させ、視力を改善します。

レーザー治療の流れ

当日は、検査・診察後に治療開始となります。院内滞在時間は、約1ー2時間です。
  • 点眼による麻酔をします。
  • レーザー台にお顔をのせていただき、目にコンタクトレンズをのせ、レーザーを照射します。
  • 時間は1-2分程度で、痛みはありません。
  • 治療後は、すぐにご帰宅可能です。

治療後の注意事項

◇手術当日から、日常生活は通常どおり可能です。
洗顔・洗髪・入浴・運動などの制限はありません。
◇手術の翌日(休診日の場合は翌々日)に診察があります。
◇治療後1週間程度は、飛散した混濁物質により、飛蚊症の症状が出ることがあります。

治療前・治療後

[上段]治療前ーレンズ後面が混濁し、光の反射によりざらつきが確認できます。視力(0.3)
[下段]治療後ーレンズ後面の混濁が除去され、透明なレンズが確認できます。視力(1.5)

  • 後嚢下白内障

  • 後嚢下白内障

合併症

後発白内障の治療は、治療効果が高く、合併症の少ない治療です。
ごくまれに、角膜内皮細胞の減少、水疱性角膜症、網膜剥離、眼圧上昇などの合併症が報告されています。