後発白内障とは?
後発白内障とは、白内障手術後に、眼内レンズを包む膜(水晶体嚢)が濁ってくる病気です。水晶体嚢にある細胞が増殖し、眼内レンズと後嚢の空隙が混濁してくることが原因です。
後発白内障の症状
後発白内障の症状は、白内障手術後に、眼のかすみ、ぼやけ、見えにくさなどの症状が出現します。通常、術後数か月から数年で発症します。白内障術後の定期検診などで、視力低下で発見されることが多いです。白内障手術後に何か見え方がおかしいと感じたら、定期検診を受けましょう。
後発白内障の治療
治療法は、YAGレーザーを用いた後嚢切開術後といいます。眼内レンズを包む後嚢にレーザーを照射し、後嚢を切開し、混濁物質を飛散させることで、見え方の改善をはかります。
治療方法
◎ 外来治療で、治療時間は1ー2分です。(当日、診察など含め院内滞在時間は、1ー2時間となります。)
◎ 点眼による麻酔をし、レーザー台にお顔をのせていただき、レーザーを照射します。レーザーは眼内レンズの後方に照射するため、痛みの感覚はありません。
◎ 治療後、すぐにご帰宅可能です。
◎ 点眼による麻酔をし、レーザー台にお顔をのせていただき、レーザーを照射します。レーザーは眼内レンズの後方に照射するため、痛みの感覚はありません。
◎ 治療後、すぐにご帰宅可能です。
治療後の注意
治療後は、日常生活は通常どおり可能です。洗顔・洗髪・入浴・運動などの制限はありません。
飛散した混濁物質により、治療後1週間程度飛蚊症の症状が出ることがあります。
飛散した混濁物質により、治療後1週間程度飛蚊症の症状が出ることがあります。
合併症
後発白内障の治療は、非常に治療効果が高く、合併症の少ない治療です。ごくまれに、水疱性角膜症、網膜剥離などの合併症が報告されています。



