当院では、お子様の近視のメガネ相談、学校検診後の精密検査、近視の前段階での近視予防や治療のご相談を行っております。近視の治療薬であるマイオピンやリジュセアミニ点眼薬の処方もしておりますので、お気軽にご相談ください。
近視とは?
近視とは、近方にピントが合い、遠方がぼやけて見える状態です。近視では、網膜面に結ばれるはずの像が、網膜より前方に合います。それに対して、遠視では、像は網膜の後方に合います。
近視の原因
近視は、①眼球の前後の長さである眼軸長と、②角膜・水晶体の屈折力の2つの影響を受けます。①の眼軸が長くなる原因としては、遺伝因子と環境因子が考えられており、環境因子として、遠視性デフォーカス(近くを見ることの繰り返し刺激)や屋内での暗い場所での近見作業などが報告されています。
【近視のメカニズム】
- 眼軸の延長
- 水晶体・角膜の屈折異常
近視治療と対策
1.低濃度アトロピン点眼・マイオピン・リジュセアミニ
低濃度アトロピンであるマイオピンやリジュセアミニ点眼薬は、1日1回点眼するもので、近視治療の中では比較的リスクの少ない治療です。毛様体筋の緊張を除去し、調節を麻痺させることで、筋肉が弛緩して水晶体が伸びるようになります。
2.屋外環境と照明
毎日2時間以上の屋外活動をすることにより、近視発症率を下げられることがわかってきました。屋外と類似の環境を得られる照明を室内で使用することによって、近視抑制効果が得られると考えられています。
3.眼鏡(メガネ)
累進眼鏡を装用することで、近視の抑制効果と眼軸長伸長抑制効果が確認されています。
4.オルソケラトロジー
夜間に装用するコンタクトレンズで、昼間の視力向上が期待できます。さらに、眼軸長伸長抑制効果と近視抑制効果が示されており、特に中等度から強度近視の有効性が認められています。
5.多焦点コンタクトレンズ
準備中
マイオピンとリジュセアミニ
1.マイオピン点眼0.01%
マイオピンは、0.01%,0.25%の2種類があり、当院では、濃度0.01%を取り扱っております。
- 【特徴】
- ◇1日1滴、就寝前に両眼に点眼
- ◇低濃度のため、副作用がほとんどない
- ◇近視進行抑制に適した目薬
- ◇点眼中止後のリバウンドは極めて小さい
- ◇近見(近くを見る調節力)への影響はほぼなし
2.リジュセアミニ点眼0.25%
リジュセアミニは、国内で販売されている0.25%アトロピン点眼薬で、防腐剤なしの使い切りミニ製剤となります。近視抑制効果が高い反面、散瞳効果の残存やリバウンドの副作用が0.01%よりやや高くなります。
- 【特徴】
- ◇国内承認で防腐剤なしの使い切り製剤
- ◇1日1滴、就寝前に両眼に点眼
- ◇近視抑制に適した目薬
- ◇点眼中止後のリバウンドも留意が必要
- ◇近見(近くを見る調節力)への影響は小さい
マイオピン・リジュセアミニの通院方法
- 初回は1本処方
- 2回目以降は、最大3本まで処方可
◇処方の際は、視力検査を行い、目の状態を確認させていただいております。
現代人に多い仮性近視とは?
眼の中のレンズ、水晶体は厚みを変えることによってピントの合う位置を変える「調節」を行っています。近くを見るときには毛様体筋を収縮させ、 水晶体が厚くなり近くにピントを合わせます。近くのものを見続けたり、パソコン等のモニターを長時間見ていると毛様体筋に強い緊張が生じたり、けいれん状態になることによって、調節痙攣(仮性近視)が起こります。この状態が長く続くと、近くに調節が固まったままとなり、遠方の裸眼視力の低下、眼精疲労、頭痛・肩こりなどの不定愁訴の原因となることがあります。
病的近視と視野異常
近視が強い場合、網膜が引き延ばされ、網膜の神経線維層も菲薄化します。それにより視野異常をきたす場合があります。
病的近視~近視性脈絡膜新生血管
網膜の外側にある脈絡膜から、網膜色素上皮に異常な血管が生えることを脈絡膜新生血管と呼び、近視が基にある場合を近視性脈絡膜新生血管(CNV)と呼びます。脈絡膜新生血管は、正常な血管とは異なり脆く、血液の成分が漏れたり、出血を起こしたりして、視力低下を来たします。





